どうも、ノノマスです!
先日の失敗に関する記事の続きみたいになるのですが、タイトル通り、承認欲求は地獄の入口だと思うというお話になります。
私が新卒採用で入った職場では、同期との出世競争のようなものがありました。
常に、同期で比較を行い、「〜はすごい。テストの点が良い」など、ある種学校教育の延長線上のようなことを行っていました。
結果的に、承認欲求の満たされない同僚がたくさんいる状態でした。
かくいう私もその1人で、当時は承認欲求の赴くままに「人に褒められたい」「よく思われたい」という欲求に従って行動するばかりでした。
今回の記事では、私の体験をもとに承認欲求がいかに地獄の入口であるかをご紹介します。同じように承認欲求に支配されているあなたにとって、少しでも気持ちが変わるきっかけになればと思います。
承認欲求は地獄の入口
タイトル通り、承認欲求は地獄への入口です。
駄足し、承認欲求がすべて悪で全く持たない方が良いという考えではありません。
正確には、承認欲求に支配されてしまった結果、自己コントロールを失うことが地獄への入口です。
終わりがないのが終わり
私の好きな漫画、ジョジョの奇妙な冒険に「終わりがないのが終わり!以下略)」というセリフがあります。
まさにこれこそ、承認欲求を表すのに最適だと思います。
承認欲求は本当に終わりがありません。
永遠とも呼べる戦いの始まりです。
例えば、「他人によく思われたい」という承認欲求をイメージしてください。
あなたが会社で、他人によく思われるためには何をしますか?
人の仕事を手伝うでも良いです。上司の言うことを従順に聞くことも良いと思います。
ですが、それの終わりはなんでしょう?
よく思われるためには、それなりの行動をし続けなければなりません。
それが自分の意に沿った行動であれば良いのですが、万が一意に沿っていない場合は、自分がやりたくないことを永遠にやり続ける必要があるんですよね。
孔子も触れている
中国の有名な「孔子」は3つの「たい」について病であるとしています。
・偉くなりたい
・お金持ちになりたい
・有名になりたい
孔子自身は、これらの「たい」について、否定も肯定もしています。
その上で、最も大切なことは「恕=思いやり」であるとしています。
私の個人的な見解ですが、それだけ昔から人にとって承認欲求というものは重要な真理であったということではないでしょうか?
つまり、数千年前であろうと現代であろうと人の心理はあまり変わってないのでしょう。
その中で、承認欲求とどのように向かい合うべきなのでしょうか。
承認欲求を否定するアドラー心理学
アドラー心理学は厳密にいうと心理学ではないのですが、私の人生においても非常に影響を受けた考えた方です。
嫌われる勇気が有名ですが、その中で承認欲求を否定して、自分のために人生を生きるという部分が出てきます。
これは非常に重要な考え方だと思います。
承認欲求は決定権が他人にある状態です。
あなたがどんなに頑張っても、他人があなたを認めてくれるかはわかりません。
それどころか、人に親切にするにしても見返りを求めるようになってしまいます。
このような状態に陥ると本当に辛いです。
なお、個人的な見解としてアドラー心理学の考え方は、全てが正しいわけではないと思っています。例えば、トラウマの存在を否定していますが、トラウマは科学的に存在するということが証明されています。
ここで大切なのは、考え方が正しい・正しくないということより、この考え方を自分の人生にどのように生かしていくか?ではないでしょうか。
承認欲求が強いと感じられているあなたに、是非送りたい1冊です。
承認欲求から解放されるまで
私自身の話に少し触れます。
ずっと承認欲求に縛られる形で生きてきたのですが、本当に辛かったです。
常に他人の目を気にする状態で、「自分が評価されたい!」「自分が仕事したい!」「自分が自分が・・・」といった具体に周囲が全く見えていませんでした。
そのような状態が8年くらいは続いていたと思います。
私は、年々ボロボロになっていきました。
あるきっかけで、考え方を改めて、承認欲求に生きることをやめるのですが、最初はなかなか気持ちがコントロールできずにいました。
瞑想も1つのきっかけ
その中で、瞑想も1つのきっかけとなりました。
今では、自分を見つめ直すことのできる時間を毎日継続してとっています。
結果、感情のコントロールが以前よりも効くようになりました。
完全な開放はない
しかし、そんなトレーニングを続けていても、完全に解放される状態へはまだ至っていません。
これを聞くと、「無駄な行動だな」と思われるかもしれませんが、失敗を繰り返して、少しずつでも前に進むことが人生だと思っています。
他人から解放される
まずは、他人から解放されて、自分の人生を歩んでみませんか?
嫌われる勇気をはじめ、セルフ・コンパッションなど、人生に役立つ書籍はたくさんあります。
働く人にも読書はおすすめの習慣です。
この記事を読んだあなたの人生にとって、良いきっかけになると嬉しいです。