こんにちは。ノノマスです。
あなたは、職場でこのような事を思っていませんか?
「手伝ってもらったけど、あんまり感謝できないな」
「良くしてくれるけど、人として好きじゃないな〜」
「それでも、感謝しないといけないよな。。。」
結論、「無理に感謝する必要はありません」
世間の常識では、「感謝した方が良い」など謙虚な姿勢が求められれます。
さらに、感謝をする事・される事は精神的にも大きな影響を与えるという科学的な見方もあります。
それでも、「無理に」感謝をする必要はありません。
「感謝できないと人として問題あるんじゃ。。。」と思われた方へ
感謝できないからと言って「人として問題がある訳ではありません」
問題があるとしたら「お礼」を言えないことです。
では、具体的に見ていきましょう。
無理に感謝しなくて良い
繰り返しになりますが、無理に感謝をする必要はありません。
なぜなら、「感謝するかどうかはあなたの自由」です。
道徳的に教育を受けた方であれば、「感謝をしなければならい」と強く思うと思います。
しかし、「それはあなたの本当の価値観ですか?」
自分の価値観を認識でず自分を偽ると、心理的にかなりの負担をかける事になります。
また、自分の気持ちに嘘をついて行う感謝に、意味あるでしょうか?
感謝する・しないは、個人の自由です。
考え方を矯正or強制することは、できませんよね。
お礼を言えないことが問題
ところが、もしあなたが「お礼を言えない状態」であれば、改善した方が良いのではないかと思います。
理由は単純で、「お礼が言えないと人間関係で困るから」です。
そこで、お礼を言えないことによるデメリットを、2つご紹介しますので見ていきましょう。
デメリット①:相手との関係性
まずは、相手との関係性です。イメージして欲しいのですが、職場で下のようなシーンがあったとします。
上司から頼まれた仕事は結構な作業量でした。それを無理してこなしたあなたに対する上司の反応です。
あなた「○○の件できました」
上司「ああ、そうか。置いといて」
いかがでしょうか?
上のシュチュエーションは、時々あると思うのですが無理をして仕事をしたのに何も言われなければ、「え、お礼くらい言ってよ」と思うのは当然ですよね?
相手がそう思うのもまた当然で、感謝を言わなければ相手との関係性にヒビが入る可能性があります。
人は誰しも「自分がしてあげたこと」を、評価してもらいたいものです。
あなたもそうではありませんか?
デメリット②:相手の価値に気がつけない
そして、相手の価値に気がつけないというものもあります。
普段から相手が何をしてくれているか?(自分に何をギブしてくれているか?)
に意識をしていないと、相手を失った時に初めて気がつく事になります。
例えば、あなたに手間のかかる後輩がいて、毎日尻拭いをしていたとします。
しかし、ある日後輩が仕事を辞めたり、異動したりすると
「あいつがいないと、物足りないな」
「あいつも良いとこあったよな」
「あいつ、こんな事してくれてたんだ」
とか、思ったりしませんか?
上の例は置いておくとして、普段何気なく貢献してくれている価値に気がつかないと、失って初めて気がつく事になります。
「この話関係ないな」と思ったあなた。まだ、続きがあります。
日常的にお礼を言う習慣をつけることで、「相手の価値」を自分に意識づけることができるとしたら、いかがでしょうか?
これは、私の例ですが、普段からメール・口頭でお礼を言うときは
「〜していただき、ありがとうございます」と具体的に、相手の行動を明記しています。
こうすることで、相手にはもちろん、自分に対しても「あの人の行動は価値がある」と意識付けできるのです。
感謝ではなく、「お礼」を言う
ここから、具体的な話です。
「お礼」を言いましょう。
ここまで読まれた方は「感謝とお礼って同じじゃないか」と思ったと思います。
私の意見で恐縮ですが、「感謝=お礼」は違うと思っています。
これまた私の定義で恐縮ですが
お礼というのは、相手の行動に自分が価値を見出していることを伝えること
感謝というのは、相手の存在や行動に貴重な価値を見出し尊重すること
と思っています。もちろん、正解はありません。
何が言いたいかと言うと、「お礼」って言うのは行動なのです。
しかし、相手からすればそれを「感謝されている」と捉える方は多いと思います。
つまり、「心から感謝していなくても、相手が感謝されていると思う」状況を作り出せます。
身もふたもない話ですが、実践することで、人間関係を拗らせることが減ります。
また、感謝の気持ちは「心から」思った時に言う方が良いと私は思っています
思っていなくても、習慣的に言うようにする
お礼を習慣的に言うことを心がけましょう。
いえ、心がけるだけではダメですね。
「お礼を習慣化しましょう」
お礼を習慣化することは、そんなに難しくありません。
例えば、相手にしてもらったら「ありがとう」と言う。
メールでも「〜してくれてありがとう」と書く
上のような「〜してもらったら、ありがとうと言う」を自分の中でルールにしましょう。
あとは、数週間の間、自分がそのルールを守れているか、夜寝る前にでもモニタリングすればOKです。
感謝できないのは問題?光があるから影がある
再度お伝えする事になりますが、感謝できないことは問題ではありません。
むしろ、ある意味普通であるとも言えます。
「光があるから影がある」これは、私の好きな書籍からの引用なのですが
人が感謝して、その価値に気がつく時をイメージしていただきたいです。
例えば、水ですね。
あなたが水に感謝する時はどんな時ですか?
人それぞれですが、おそらく「喉が乾いた時」だと思います。
続いて、あなたが食べ物に感謝する時はどんな時ですか?
おそらく、「空腹の時」です。
つまり、人はその物や人が必要になった状況で初めて価値を感じます。
なので、当たり前になれば価値を感じる気持ちは薄れていくのは当然です。
感謝できないことが問題なのではなく、「相手が当たり前にしてくれていること」を認めましょう。
明日からできる習慣
いかがでしたか?
今回は、「感謝」をテーマにしました。
私自身、「お礼」を伝えなかったことで、後悔したことが多々あります。
最後に、明日からできる習慣としておさらいですが
〜してもらったら、「ありがとう」を言う
を習慣化してみましょう。
参考図書
私が、自分の気持ちを整理する時に役立った本「幸福になりたいなら、幸福になろうとしてはいけない」をお勧めします。
タイトルから、内容を推測しにくいのですが、自分の感情を整理する方法や嫌な気持ちを和らげる方法等が紹介されています。