どうも、ノノマスです!
ここ最近、数回連続して「話を聴く」ネタを投稿しています。
もう飽きたよ笑 と言わず、もう少しお付き合いください。
話を聴くことの大切さや留意点をまとめた本に、「マインドフル・リスニング」という本があります。
ハーバードビジネスレビューで、内容もすぐに読めるので、おすすめの一冊です。
今日はこの本を基に、話を聴くとは何かについてまとめていきたいと思います。
自分は聴き上手と思いがち
人は、自分は相手の話をよく聴いている=聴き上手と思いがちです。
あなたはどうでしょうか?
相手の話を普段からしっかりと聞いているでしょうか。
相手の話に集中して聴くということは、普段あまり意識していないのではないでしょうか。
なお、人と話すときに、スマホやパソコンを見ながら話すことは当然、辞めておいた方が良いです。
マインドフル・リスニングでは、相手の話を聴くポイントとして以下の4つの項目をあげています。
①発見と気づきの質問をする
②話し手に良い影響を与える
③相手をサポートする意識がある
④適切な提案を行う
どれも、確かに!と思うものばかりです。
質問をする
私も、人と話すときにはなるべく質問をするようにしています。
しかし、ここで大切なのは、自分の知りたいことを質問するのではなく、相手にとって有意義なことを質問するということです。
質問しなくては!と思うとついつい雑な質問をしてしまいがちですが、相手にとって本当に意味のある(有意義な)質問を行うためには、相手の思考を想像しなければなりません。
良い影響とサポート・提案
話し手が、自信を持って話すようになったり、不安を取り除くためには、相手に対してプラスの影響を与える必要がありますよね。
人の話を聴いていると、つい「次なにを喋ろう」とか「どこか間違っていないか」など自分の出番を待ったり、相手の話の矛盾点を探す批判的な思考になってしまいがちです。
これらの行動は、一見するとスマートに見えるかもしれませんが、相手からしたらポジティブどころか、ネガティブな影響なのではないかと思います。
例えば、会社であなたが上司に何かを説明しているときに、上司が明らかに論理の矛盾点を探しているような聴きぶりであればどうでしょうか?
私なら、「すごく話しにくいな」と思います。
もちろん、ビジネスではそのような姿勢が大切な場合もありますが、基本的に同じ職場で働く以上、仲間です。
仲間を挫くのではなく、仲間を支援するスタイルの方が良いのではないかと思います。
自分の凄さ・頭の良さを証明しない
これは、ありがちだな〜と思いました。
話を聴いた際に、自分の良い提案や論理展開を説明することで、相手に「こいつすげぇ」と思ってもらいたい心理です。
これは、誰にでもあることだと思います。
時に、上司であれば「頼りないところを部下には見せられない」と思うあまり、つい具体的なアドバイスや自分の経験をふんだんに語ってしまいそうですね。
大切なことは、相手に自分の凄さを示そうとするのではなくて、相手にとって意味のある会話になるかということです。
そのためには、目の前の相手に集中して話を聴くということが大切ですよね。
質問リストを作っておくことも効果的
本書の中にも登場するのですが、あらかじめ質問リストを作っておくことで、相手の話に集中することができるというものがあります。
本に登場するのは、講演会でしたが、これは人事評価面談などでも使えそうですね。
あらかじめ、ある程度の質問や話す内容を決めているのであれば、相手の話にしっかりと集中できますね。
私自身、この本を読んでから、顧客訪問をする際の質問リストを作成しました。
今までは、あまり作っていなかったのですが、作成したことにより、話題が途切れても問題なし!というスタイルで挑めています。
相手のためになる質問をどうやってするか
ここからは、私の個人的な意見になりますが、いかにして相手のためになる質問を行うかということにフォーカスしていきます。
相手のためになる質問ってすごく難しいと思うんですよね。
ただ、相手の思考を整理してやるぜ!みたいな心持ちではなく、相手と共に課題に向き合うという心持ちが大切なのだと思います。
当事者意識をどれだけ持ったところで、相手の問題なわけですから、相手が次に同じ問題に遭遇した時に解決できるようにスキルや経験を身につけなければなりません。
自分自身はあくまでも相手の補助輪みたいなイメージですね笑
これを突き詰めていけば、相手にとっても良い存在となれるのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今日は、人の話を聴くということにさらにフォーカスした内容になりました。
相手にとって、意義のある質問をするということが一番重要であるということですね。
私自身、日常生活で忘れがちになるこの心構えを大切にして、相手と向き合っていきたいです。