ビジネス

アドバイスをしない勇気

どうも、ノノマスです!

あなたは、他人にアドバイスをしていますか?

顧客であったり、部下であったり、同僚、パートナー様々な場面でアドバイスをするシュチュエーションに陥ると思います。

しかし、こんな時こそ細心の注意が必要になります。
それは、アドバイスをしない勇気を持つこと。

例えば、こんなアドバイスをしていませんか?

「〜について悩んでいるんだけど?」と聞かれた時に

・それは、〜という方法で解決するよ。
・〜といういい方法があるんだ。

という具合に、具体的な解決策を説明して、相手に案内する方法です。
これって、世間一般でも普通に行われていることですよね。

他にも、会社での面談であれば、上司が部下に

「〜君の改善点は、A、B・・・」
「〜なところは良いけど・・・」

とフィードバックを行います。一般的に、耳の痛い話をする前に、褒めてから伝える。という方法が取られますね。

それでは、あなたに再度質問です。

具体的な解決策やフィードバックを得て、本当に変化が起きましたか?

大抵の場合、その場限りの解決であったり、変化は起こっていないのではないかと思います。なぜ、このようなことが起きるのでしょうか。

フィードバックはあまり意味をなさない

驚くべきことに、ほとんどのフィードバックは意味をなしません。
マインドフル・リスニングにも記載されているのですが、大体のフィードバックは、心理的に身構えてしまう(聞き手側が)ということが主張されています。


 

上司が、この手の話に精通している方であれば、「まずは、自分の失敗談を話してから、相手に伝える」という手法をとってくれると思います。
しかし、私自身、会社員生活をしていて、そのような上司に出会ったことは一度もないです笑

失敗談を開示するということは、人にとって非常に難しい(恥や羞恥心から)と思います。

まずは、しっかりと聴くこと

自分自身が用意しているフィードバックをつ足る前に、まずは相手の話をしっかりと聴きましょう。相手の話をしっかりと聞いた上で、質問をする。質問も、自分の聞きたい内容ではなく、相手にとって意味のあるものであることが理想ですね。

このように、しっかりと聞くということは、非常にスキル・経験のいることだと思います。
仕事をしていると、上司の中には、①仕事の話しかしない人②世間話ばかりする人③自分の考えを説明してくる人の3種類が多いのではないかと思えてきます。

あなたが、これから上司になる、もしくは既になっているのであれば、まずは部下の話をしっかりと聞いて、質問をするところから始めてみてはいかがでしょうか。

すぐにアドバイスをすることの危険性

相談されてすぐにアドバイスをすることは、どういうことでしょうか。
そもそも、相談される場合、相談する人は心理的負担(自分の方が下と感じる、恥など)を抱えています。

そのような相手に「こうすればいいだ!」と伝えるということは、相手の地位をさらに低くしてしまう可能性すらあるのです。

これが、すぐにアドバイスをすることの危険性です。

先ほどと同様に、すぐにアドバイスをする前に、まずは相手の話をしっかりと聴きましょう。

その上で、相手の心理的負担をなるべく減らすように、立場が平等であることや行動することで、変化が生じることを伝えていくことが大切だと思います。

立場が誤解を生む

顧客や部下から相談されるとどうしても「アドバイスしなきゃ」という義務感にかられます。下手をすれば、「こいつは頼りないやつだ」と思われてしまうからです。

それを防ぐために、人はアドバイスをしてしまうのだと思います。

しかし、具体的な提案を行なったとしても、それで相手が変わるわけではありません。
相手に対して、変化を促したいのであれば、支配するのではなく、相手の話をしっかりと聴くことだと思います。

アドバイスしない勇気を持つ

非常に難しいことですが、アドバイスしない勇気を持つことも大切です。

アドバイスしたいという気持ちや立場をグッと堪えて相手に対して質問をする。
そもそも、具体的な解決策というのは、簡単な内容でない限り、教科書に載っているものでは解決しません。

自分たちで編み出す必要があるのです。
そのためには、アドバイスをしない勇気を持って、相手に接する必要があります。

同じ問題に直面しても解決できるか?

解決策を示すことは簡単ですが、大切な視点として相手が次回同じ悩みにぶつかっても解決できるようになるか?というものがあります。

例えば、パソコンの操作方法で、同じ内容を何回も聞いてくる人がたまにいますが、これは過度の依存関係と言えます。

自分で覚えるより聞いた方が早い。一見すると理にかなっています。
難しい内容であればともかく、専門性の低い内容であれば、聞いてきた方が次回以降、自分で解決できるように自立を促すことが大切ではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回のテーマは「アドバイスをしない勇気」でした。
私自身、気をつけているもののなかなか実践できないでいるものです。

常に注意しながらいないといけませんね。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。