資格試験

Freee会計上級エキスパート試験の合格法

先日、Freee会計上級エキスパート試験に合格しました。

公式サイトは以下
https://www.freee.co.jp/advisor/certification/

試験は、60分間で40問を解き、80%以上の正解で合格となります。

後述しますが、結果は2回受けてようやく合格。しっかりとした対策を行わなければ、落ちることも普通にあり得る試験でした。

一応、私の経験をまとめると
・日商簿記2級取得
・会計事務所に3年強勤務
・法人版のFreeeの使用は未経験。個人版を副業で利用(ただし、簡単な記帳のみ)

でした。試験に出題される箇所は、上級ともなるとワークフロー等の法人プランがほとんどになるため、個人版とは大きく異なっていました。

受験前に行ったこと

公式学習ガイドの通読

まずは、公式学習ガイドの通読を行いました。
これはFreeeが体系的に操作方法や概念をまとめているもので、テキスト的な位置付けのものです。

非常にわかりやすい上に、各プランでのできること、できないことをしっかりとまとめてくれています。

ただ、読むだけでは用語を抑える程度で、実際の動作はわかりません。当たり前ですね。

試験では、用語の意味を抑えるだけではなく、どのプランで何ができるか、実際操作をする際の注意点等も出題されます。

学習ガイドの通読だけで合格できればかなりすごいですね・・・。

実際にFreeeを操作する

私の場合、副業の確定申告用にFreee(個人事業主版)を契約していたので、そちらを操作しながら学習を進めていました。

個人事業主版のお試しプランを利用するのもありです。残念なことに、上位プランのお試しはないので、ワークフロー等の機能を実際に試さずに試験に臨むことになりました。

しかし、この実際に操作をしておくことは非常に大切で、操作したからこそ知識として定着したと感じました。

ブログで情報収集

他人の勉強方法や体験記はそこまであてにしていませんが、それでも気になったので調べました(じゃあ、なんでこの記事書いてるの?ってツッコミはなしで笑)。

皆さん、1回で合格されている方は少数で、大体の方が2回〜3回の受験をしているようでした。

公式でも、2回の受験を勧めているくらいなので。

試験を受けた感想

思った以上に難しい

私は、会計事務所に勤務していたこともあるので、Freee使用未経験とはいえ、ある程度通用すると思っていました。しかし、それは甘かったと言わざるを得ないです。

実際、試験を受けてみると思っていた以上に難しく、「こんな機能あったっけ?」というものもたくさんありました。

また、1つだけの回答を選ぶのではなく「すべて選べ」系の出題も多くありました。

知識としてしっかりと定着していなければ、相当難しいのではないかという印象です。

結局2回で合格

試験を受けるからには、1撃をイメージしてトライしていましたが、結果は惨敗。
1回目の試験では50%くらいしか正解しませんでした。

これではまずいと思い再度復習。なお、間違った箇所は解説付きで確認可能です。
復讐を行なったのちに、重要っぽい箇所(各プランごとの違いなど)を覚えチャレンジしました。

結果は、2回目で合格できました。しかし、落ちていてもなんの不思議もない試験でした。正直、会計ソフトを全く利用していない人であれば相当厳しいのでは?と印象を受けました。

実務で結構役立った

この手の資格試験は、実務で本当に役にたつの?と思われる方が多いと思います。結論、私の場合は役に立ちました。

ちょうど、試験に受かったタイミングで、本業の顧客から会計Freeeの導入支援を依頼されたのですが、Freeeの基本コンセプトをしっかりと理解していたおかげで、非常に助かりました。

Freeeの場合、他のクラウド会計ソフトとは異なるコンセプト(バックオフィス全体の効率化等)で設計されています。

例えば、他のソフトには必ずある補助科目が存在せず、取引先・部門・メモタグ・品目等に分けて詳細に設定することが可能となっています。

この辺りは、基本コンセプトを理解していなければ、活用することは難しいです。

次は、人事労務Freeeへ

なんとか会計の上級エキスパートに合格することができました。

受かったものの、実務で使えるレベルには到達できていないので、より一層の修行が必要なのが現状です。そして、残った人事労務Freeeエキスパートを受験したいと思います。

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