どうも、ノノマスです!
今回の記事は、バイアスの恐ろしさについて紹介します。
あなたは、バイアスって言葉、聞いたことありますか?
直訳すると「思い込み」みたいな意味です。
人間は誰しも色眼鏡で世の中を見ています。
心理学の世界で有名な問題がありますので紹介します。
あるところに有名なお医者さんがいました。
ある日、父親と息子が車に乗って事故に遭いました。
父親は即死状態で、息子は重症を負って病院へ緊急搬送されました。有名なお医者さんは男の子を見て「この男の子を手術することは、精神的に辛くてできない。なぜなら、私の息子だから」と言いました。
なぜでしょうか?
息子は不倫相手の子供だったのでしょうか。
いかがでしょうか。
一度この問題を読んで解いてみてください。
答えは下に用意しています。
この問題は、読者が医者=男性という認識を持っていることを前提として作られている問題です。
医者が女性であると思えば、なんなく解ける問題なのですが
この問題のすごいところは、IQの高い人が解いても2割くらいは間違えてしまうそうです。
つまり、人間の持つバイアスといのはそれくらい強力です。
例えば、職場で一度、「おとなしいやつだな」と認識されるとよほどのことがない限りは
その認識を刷新することはできません。
バイアスを解除しようと思えば、かなりの量の客観的根拠を提出する必要があるそうです。
そして、何よりも恐ろしいのが、あなたが勘違いをされてしまうように、あなた自身も他人に対して勘違いをしている可能性があるということです。
ある職場での一例
どこにでもある普通の職場で、このようなことが起きました。
A君の悩みは、上司が常に自分の話したいことを話してくることです。
例えば、相談をしようとしても、上司から「次なにを言おうか」「どうアドバイスしようか」というオーラが溢れ出ています。
そのため、A君は相槌を適当に打つことで、暗に「話しすぎですよ」というサインを上司に送ることにしました。
しかし、上司はA君は会話のキャッチボールがあまり上手ではないな。と思ったそうです。
いかがでしょうか。
色々な意見があると思います。
例えば、A君ももう少しキャッチボールした方が良いとか。
会社では上司の言うことに従わないととか。
逆に、上司のコミュニケーションが壁当てみたいになってるとか。
この話は実話で、私が数年前に体験したことです笑
ここでお伝えしたいのは、どちらが良いとか悪いとかではなくて、バイアスがあるため人は「常に自分が正しい。間違っているのは相手だ」と思ってしまうことです。
A君の場合
A君の場合であれば、上司に率直に「しゃべりすぎですよ」と伝えてみるのも良いかもしれません。※言い方は注意ですが笑
また、それはそれと割り切って、上司に合わせてコミュニケーションをとる事もできるでしょう。
上司の場合
上司の場合であれば、まず、A君の話を聞くことを心がけても良いでしょう。
自分の話をする前に、A君が喋り終わることを待つこともできます。
どちらが正しいとかではない
結論、どちらが正しとか良いとかではなくて、常に自分が間違っている可能性を考え、自分の行動を変えていくことが大切と言うことです。
相手に対して、「こうして欲しい」と言うことは簡単ですが
それは結局のところ、アドバイスでもなんでもなくて、自分がそうして欲しいと思っているから何だと思います。
バイアスをどうやって解除するか
バイアスの解除方法はたくさんありますが、上げていけばキリがないです。
あえて言うなら、メンタリストDaigoさんの超突破力と言う本に色々なバイアスと解除方法が記載されています。
そもそもバイアスは、その存在を認識していないと認識できないものです。
なんかジョジョに出てきそうなフレーズですが笑
なので私は、定期的に気がついたらバイアスの存在を認識するように心がけています。
そうすることで、なるべくバイアスを解除する方向へもっていきます。
ノージャッジ戦法
普段からよく使うのですが、話を聞いている時に相手の話の良し悪しを判断しない方法です。方法というより、心掛けなのですが、よく人の話を聞いて良いとか悪いとかいう人がいますが、はっきり言って逆効果。
早すぎるアドバイスもまた逆効果なのですが、まずは相手の話をしっかりと聞くことを心がけます。
そうすることで、一見理解できそうにない相手の話であっても、「こんなこと思っているんだ」と考えられるようになりました。
アクティブリスニングは、人生を変えるほどの効果がありますので、おすすめです。
有料ですが、パレオさんの記事が相当わかりやすいです。
https://ch.nicovideo.jp/paleo/blomaga/ar1902161
まとめ
今回の記事は、あまり具体的な行動はありませんでしたが
普段から自分自身がいかにバイアスに囚われているのか。
そして、バイアスに囚われている可能性を考える良いきっかけになればと思います。