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他人に優しくできるのは、自分に優しいから

どうも、ノノマスです!

先日、古くから付き合いのある友人から連絡が来ました。
内容は「取引先に条件を伝えていたが、微妙に異なるものが来た」という愚痴でした。

その取引先とは、最近付き合い始めたのですが友人は「こんなことをするなんて」と言った具合の雰囲気でした。

正直、私は上から目線だな。と感じるとともに、友人に対して「もっと自分に優しくなったほうが良いのでは?」と思いました。

なぜなら、他人に優しくできるのは、自分に優しいからだと思うからです。

他人を非難する人たちはたくさんいますが、皆共通しているのが自分の置かれている環境に不満があったり、不幸だと思っている様子です。

本当に幸せだったり、自分に自信がある人はいちいち他人を非難したりしません。
そもそも他人を非難している時間は何も生まないので、本当に無駄な時間だと思います。

自分に厳しい人たち

私は、他人を批判している人たちは、皆、自分に厳しい人たちだと思っています。

他人を批判する人は、だいたい自己批判もしているからです。
一見そうは見えなくても、心の奥底で自己批判を繰り返し、「自分はダメなやつだ」と思っているです。

これまでの社会はストイックな人が評価される風潮があったと思います。
例えば、仕事でもひたすら24時間働きます!みたいな認識ですね。

でも、これって自分に全く優しくない。それどころか、自分を蔑ろにしていると最近思うようになりました。

自分の声を聞けない私

何を隠そう、私自身ずっと、自分に嘘をつき続けて生きてきました。
飲み会の席では、他人に嫌われるのが怖くて、本当は飲めもしないお酒を頼んだり、必死に注文を取ったり。

飲めないお酒を頼むなんて、自分を大切にしていない証拠です。
思いやりのない注文とりは、本当に自分がやりたいことなのでしょうか。

人の目を気にして、ずっと生きてきました。
そして、自分の弱さから逃げ続け、自分に嘘を重ねる。

気がつけば、体重も20kgくらい増加して、体はボロボロになっていました。
幸いにも今のところ、大きな病気をすることなく、15kgの減量に成功できたので、ある程度健康は保てているとは思うのですが。。。

緩和ケア病棟での出来事

私が、自分に目を向ける大きなきっかけとなったのが、家族が緩和ケア病棟に入院したことです。

2年ほど前の話になりますが、私の父が緩和ケア病棟に入院し、寿命を迎える準備をすることになりました。

行った事のある人はわかると思いますが、緩和ケア病棟の空気はなんというか、不思議な感じがします。
時間の流れが他とは違っているというか。

父が入院した病院でも、ほぼ毎日のように誰かが亡くなり、新しい患者さんが入院してくるを繰り返していました。これだけ、人の死が近くにあるというのは現代社会ではなかなか体験できません。

看護師さんは毎日、一生懸命患者さんの世話をして、最後のひと時を幸せなものにしようと頑張っていました。私は、その中で「自分が死んだらどうなるんだろう?」と疑問に思うばかりでした。

結局、父は入院して1ヶ月ほどで亡くなりました。
この時、私の心境に大きな変化があり、「自分もいつか老いて死ぬ。それどころか、事故に遭えば、明日にでも死ぬんだろうな」と思うようになりました。

これがきっかけで、私は自分の生活を省みるようになったのです。

もっと自分の声を聞いていい

セルフ・コンパッションを初め、さまざまなトレーニングを行いましたが、その過程でわかったのが、みんな、もっと自分の声を聞いていい。自分ことを素直に表現していいということです。

私は、今では飲み会に行ってもお酒は一滴も飲みません。
相手が誰であってもそうします。

お酒を飲まないことで、マウントを取る人や私を非難する人がいますが、そのような方とは良好な人間関係を築くことができないので、距離を取るようにしています。

お酒を強要する人は、相手を支配しようとする人です。
相手を支配するということは、自分に自信がなく、相手をコントロールしたいということ。

私は、このような方や他人を批判し続けることでしか自己表現ができない人を見ると同情すら覚えます。

自分に優しく生きていい

人はみんな、幸せになって良い。自分に優しく生きていいと思います。
決してそれは、他人の権利を侵害したり、搾取するのではなく、自己批判をやめ、他人に貢献することで幸せを感じる生き方です。

過去の私を含め、多くの人はこのような生き方をできません。
成長する過程で、他人からの批判や支配を受けることでいつの間にか自分の考えの中に、他人の考えが紛れ込んでいるのです。

それは、常識や普通と呼ばれたりしますが、非常に厄介です。
普段は潜在意識の中に隠れているので、気がつくことすらできません。

私は、瞑想と自己分析などの手法の中で今、徐々にではありますが、この厄介者を駆逐して行っています。

それでも、どのくらいの時間がかかるのでしょうか。
全くわかりません。

これから、自分とひたすら向き合っていって、なんとか克服していきたいと思います。

 

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