どうも、ノノマスです!
最近、職場での「フィードバック」について考える機会が多くなりました。
私からフィードバックする機会は、少ししかないのですが、主にフィードバックを受ける側としてずっと疑問に思っていたことがあります。
それは、フィードバックの効果はそんなにないのではないか?ということです。
私自身が未熟であるということもあるのですが、フィードバックを受けた際に、疑問に思うことが多々ありました。
例えば
「君はもう少し客観的に物事を見たら良い」
→客観的に物事を見るってなんだろう?人は完全に主観をなくすことはできないと思うが・・・
などです。
フィードバックに関する本を読みながら、ポジティブな内容のフィードバックが人の成長を促す可能性があることを知りました。
一方、フィードバックはタイミングがものすごく重要であることも知りました。
フィードバックをする側、される側両方に適切な準備(心構えなど)がなければ、あまり意味をなさないということです。
そして、もう一つ、フィードバックに伝える側の判断を交えることはあまり良くないということも重要だと思いました。
なお、色々な本を読んだ結果、「人を助けるということ」が非常に参考になりました。
判断を介入させない方法
人は誰しも、自分の判断を交えて意見を言います。
これは、学校教育でもそうですが、自分の意見を持つことの大切さが常に訴えられたことに加え、固定観念として「こうあるべきだ」みたいな考え方を持っているからではないでしょうか。
例えば、フィードバックをする、もしくは受ける際に相手が
「これは、〜するべきだ」
「〜するのは良いことだ」
というように述べたとします。
すると、受け手としては、マイナスのイメージを持ってしまうのです。
なぜなら、フィードバック側が判断を伝えているので、端的に立場が上であると示しているようなものです。
受ける側としては、自分の立場が下に見られたり、マイナスの印象を持ってしまいます。
断定したり、判断を極力取り除く
相手に何かを伝えるときは、極力自分の判断や断定する表現を取り除きます。
私もつい、「〜すると良いと思います」と伝えてしまいそうになるのですが、そのときはぐっと堪えて、事実のみを伝えるようにしています。
先日紹介したこちらの記事も参考になります。
基本的に何かを解決するときは、相手が考える必要があります。
また、自分の課題であれば自分で考えないといけません。
厳しいようですが、他人から与えられた知恵や知識というものは、表面的な内容にとどまってしまいます。
相手を勇気づける
大切なことは、相手のできていないことを伝えたり、改善策を一方的に説明するのではなく、相手を勇気づけることが大切なのではないでしょうか。
例えば、相手を安心させる(不安を取り除く)ことや相手が行動したいと思えるように支援を行うことこそが、真のフィードバックなのだと思います。
私自身、経験があるのですが、多くの会社では上司から部下にフィードバックをする際に、マイナス面を伝えて、こうすればよい!みたいな感じか、結果のみにフォーカスして、すごい!で終わりだと思います。
結果を出すためには、努力を行う必要があるわけで、努力にフォーカスしなければ、部下としたら「この人はちゃんと見ていないな」と思うのではないでしょうか。
相手の話を聴くということ
昨日の記事でも、相手の話を聴くということに触れました。
フィードバックにおいても、それは同じで、まずは相手の話をしっかりと聴くことが大切です。
例えば、「お客さんとの関係構築が難しい」という内容であれば、自分の経験を踏まえて話すのではなく、「どういうところに課題を感じるか?どうすればよいか」などの質問を投げかけていくことが、相手の話を聴くということです。
表面上の相談に注意
部下が「仕事を辞めたい」と相談してきたとしたら、どう対応しますか?
仕事を辞めたいと言ってきた場合、本当に仕事を辞めたい場合もありますが、大抵は職場に不満や辛いとことがあって、助けを求めている状態なのではないでしょうか。
なので、上司としてまず初めに取るべきは、相手が本当にその課題で悩んでいるのか?を考えた上で、コミュニケーションを取ることなのだと思います。
一方的に話をすることは簡単ですが、それだと壁当てと同じです。
あっている、あっていないに関わらず、まずは相手の話をしっかりと聴きましょう。
と言ったものの、これってすごく難しいことだと思います。
なぜなら、世の中にこれだけ、自己啓発本が大量に出回っているにもかかわらず、このような対応ができる人はかなり限られているからです。
日々、自分が間違っているかもしれない。という視点を持って話をすることも大切ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では、フィードバックに自分の判断を交えないで話すことの大切さをご紹介しました。
常に、これが正しいというわけではないですが、私自身相手の話をしっかりと聴けていない部分も存分にあるため、留意して聴いていこうとおもいます。