どうも、ノノマスです!
先日、以下のようなツイートをしました。
農業経理士11月の税務受験しようと思います。
今年は、基本情報技術者・銀行業務検定が中止になったので、余力があるんですよね
— ノノマス@ビジネス・読書ブロガー (@nonomasu_agri) August 30, 2020
嫌味に聞こえるかもしれませんが、私はこれまで毎年1〜2個くらいの資格を取得しています。
その理由は、「JA(農協)時代に資格を取らないと終わる」と思ったからです。
もちろん、資格は取得が目的ではなく活用したり、得た知識を還元することが目的です。
とはいうものの転職市場ではある程度、資格取得が評価されます。
今回の記事では、JA時代の経験から資格を取ろうと思った理由とJA(農協)時代に取得してよかった資格をご紹介します。
「JAに勤めているけどどんな資格を取れば良いかわからない」
「JAは関係ないけど資格取得に興味がある」
「早く転職したい!」
という方への参考になればと思います。
JA(農協)時代に取得してよかった資格
早速本題から、JA時代に取得してよかった理由です。結論は農業系と簿記の資格になります。
農業(協?)系の資格
1:農協職員資格認証試験
JA(農協)といえばこれという資格。
他の会社で言うところの昇級試験のようなものです。3〜1級、初級〜上級が存在します。
試験内容はもちろん受ける級で変わるのですが、簿記や協同組合の歴史、経済などが問題として出題されます。
JAによっては管理職の登用試験として、用いられるなど非常に重要性の高い資格です。
ただ、対外的にはPRしにくい資格です。私は、履歴書に書きませんでした。
しかし、取得した知識は非常に役に立つので、とっておいて良い(取らざるを得ない)資格ですね。
2:農協監査士
このブログでも解説している農協監査士です。
農協系資格の中では、最難関とも言えるこの資格。対外的な知名度は低いので、PRが必要ですが、内容的にものすごく役に立ちます。
実は、私自身転職してから、この資格のありがたみがよくわかった部類です。
すぐに、業務に直結しない方もいるかと思いますが、農協に所属する以上、一度はチャレンジしておいても良いと思います。
3:土壌医検定
そして、土壌医検定です。私は2級を受験しましたが、土壌の栄養素の話が非常に面白かったです。
土壌医検定は、農協では場合によっては役に立ちますが、転職する際は面接官が結構食いついてきます。
そう言う意味でも、非常に面白い資格と言えます。
簿記系の資格
1:簿記2級
言わずと知れた資格の王道。
簿記2級は本当に取得しておいた方が良いです。これは間違いありません。
どんな会社に転職するにしても、簿記がわかるだけである程度重宝されます。
むしろ、簿記を持っていないと会計が分からない人とみなされるので、勝負が厳しくなります(※業種によります)。
農協は簿記の取得に関しては、当然ウェルカムなので在籍中に取得しておいた方が良い資格でしょう。
2:FP
ファイナンシャルプランナーの資格は、幅広く勉強するにはちょうど良いです。
私で言うと、副業に関する知識や税金関係などいまだに役に立ちます。
なお、テキストはメルカリで簡単に売れるので、試験終了後売却しました。
3:農業簿記
そして、農業簿記。農業系の資格でもありますが、農業の独特の簿記を学べます。
例えば、アスパラが生物(固定資産)に該当して減価償却を行うなど、会計系の仕事に転職するのであれば、話のネタに使えそうです。
積み上げれば、結果は出る
色々な資格を紹介しましたが、単純に資格をとりましょうと言いたいのではありません。
大切なことは、実務でのスキルを身に付けるだけでなく、自分の市場価値を高めていくということです。
この「転職の思考法」でも紹介されているマーケットバリュー
・技術資産
・人的資産
・業界の生産性
でいえば、技術資産よりの取り組みです。
転職をする際に、面接官は資格を取得していることをマイナスに捉えることはほぼありません。
周囲からは、「資格ばかり取って」と思われるかもしれませんが将来を見据えつつ努力を積み重ねましょう。
なお、転職の思考法は非常におすすめの書籍です。私も転職する際に、偶然読んで3回くらいは読みました。いまだに、人に勧められる良書です。
実際の体験談。資格があるから転職できた
これは、私の体験談になるのですが、資格があるから転職できたといっても過言ではありません。
面接の際に「資格を取得して頑張っていることがわかる」と言われました。
本来は実務に役立てるのが一番ですが、客観的な証拠として資格は好材料になると思いました。
実は、JAに在籍していた頃は、頑張って資格取得をしても評価されませんでした。人事考課でも、プラマイ0の数値がついていたりしましたね。
ただ、対外的には非常に評価してもらえたので満足です。
資格を取ろうと思った理由
最後になりましたが、私が資格を取ろうと思った理由です。
正直なところ「変化のない毎日を脱却するため」が本音です。
JAに勤めていた頃、年功序列で昇級した途端努力をやめてしまう人がたくさんいました。
そんな姿を見ていて「何だか違うな」と思っていました。
そんな環境を少しでも変えるために、資格の勉強を始めたのですが、今ではすっかり定番になりました。
人は頑張れば変われる。周囲の環境に影響も受けますが、結果を出すこともできる。私はそう思っています。